コネクトライトリリイベ

リリイベ行くといっつももやもやするのでちょっと整理する。

僕はいとくとらさんの何が好きか

 僕は割といい歳なので、何かを新しく好きになる時にどうしてもその理由を整理したくなる。経験上何かを選択する必要がある時に判断しやすいからだ。

Q'ulleというか、いとくとらさんに関して言えば、とにかく「彼女の踊りが好き」という理由に尽きる。自分自身踊れるようになりたいという気持ちはずっと一定量あって、潜在的に自分が思う理想の踊りに彼女の踊りがとても近いのだと思う。(まぁ正直に付け加えると顔も物凄い好きではある)

だからQ'ulleでの活動に関しても、一番はライブに時間やお金を投資したいというか、極端な話それだけあれば僕は満足だったりする。接触・認知とか、ファン同士の交流とかは、実は他の現場で散々やっていて酸いも甘いも理解しているつもりなので、いとくとらさん絡みではそういうのからは距離を置きたいという気持ちが結構強い。

何故リリイベに行くともやもやするのか

端的に、「自分がお金を払う価値を感じているものがタダ扱いされているから」なのだと思う。何ヵ所かリリイベ行ったけど、僕が一番楽しいと思う瞬間である「ライブ」はタダで、タダで楽しんでしまって申し訳無いからCDを買う、みたいな謎の行動に誘導されている感が拭えない。そしてCDを買うと、本来自分が距離を置きたい「接触」がついてきてしまって、その権利を放棄するのも申し訳ない気がして参加してしまう。

実は今回一周回って接触を楽しむ方向で相当なネタを仕込んで行ったけど、いい歳して何やってんねん感や、これで認知とかされると逆に怖いな、みたいな感情に結局一定量襲われてしまった。

なのですいません、結局正直全然積んでないです。むしろ積む理由が欲しかったくらいで、積まないと参加できないライブとあったら喜んで積んでました。

とはいえ

このやり方が業界的に標準なのは理解しているし、今の日本の音楽業界は僕みたいな感じ方をする人をターゲットにして無いのだ、というのが根本的な話だと思っているので、Q'ulle運営にどうこうして欲しいって想いはあんま無い。こういうビジネスの仕方を続けると日本の音楽業界はダメになり続けるとも思うけど、そこに強い憤りを感じるほど音楽に対する想いも無い。

でも次回リリイベ時にまた同じような感情に襲われると思うので、その時に自分の軸がぶれないように書いておきたかった感じ。

ちなみに

別現場だけど、過去一番楽しかったリリイベは、「朝CDを5種全部買うと渋谷の街を舞台にしたリアル脱出ゲームに参加でき、それをクリアすると(結局全員クリアしたハズ) 夕方シークレットライブが観れる」、というものだった。てかこれ。

でんぱ組が素っ裸に!? <シブフェス>を舞台に謎解きゲームが開催! | Qetic

間のギミックももちろんだけど、根本的に「ライブにお金払ってる」感があるから素直に楽しめたのだと思う。ただ運営目線だと数を売るための施策として接触を打ち出すものに勝てない(回せない+箱代がかかるので) のはそうだろうから、その形が広まりはしないのだろうなぁとも思う。